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実は私はまさに４０の手習いとでもいいましょうか、40代半ば頃からギターをはじめまして、現在に至っております。今は積極的に活動しておりませんが、初めて間もない頃は、バンドを組んで、結構ライブに出たりしてました。当時、伊勢崎市内には数箇所のハコがありました。

ですが、色々社内でやることも多くなってきて、なかなか時間を決めてバンド練習をしたり、休日や土曜日にライブに出ること事態がきつくなってまいりました。それは多分加齢のせいでもあると思うんですが・・・

で、色々あって、実質的に2年程前からバンドでの演奏はしなくなってしまいました。タイミングが良いというか、寂しいというか、私が疎遠になってきたなかで、良く通った伊勢崎市内のライブハウスが１つ、また１つと今月クローズも含めますと、1年間で私が知る限り４つのハコが消滅しています。理由とすれば、オーナーの死去に伴うものや、おそらく経営不振等など様々だと思います。

そこで思うのは、４つあったものが、ほぼ同時期に全て無くなるというのは異常なことではないか？と思うのです。いや異常ではなくて、むしろ必然だったのかもしれません。なぜならば、オーナーがいなくなっても、運営会社の経営がイマイチになってやめたとしても、ハコが健全経営されていれば後を継ぐ人は居ないわけないからです。実はそのハコの一つは、あとを継ぐ候補が居たようですが、あまりにもリフォームにお金がかかるということで、尻込みしてしまったと噂では聞いております。音楽を生で聞いたり楽しんだりする文化が、この地にないわけはないです。県内でも最大規模の楽器店が市内にあり、ソニー・ロリンズが文化会館に来たときは、館内満席でした。どこにジャズがこんなに好きな人がいるんだろう？って思ったくらい、好きな人はいるんです。

結局結論とすれば、経済成長しない世の中では、ライブハウスのようなニッチな人達のためのニーズを満たす娯楽施設は成立が難しいということなんでしょうね。特に人口の少ない田舎では。

マイルス・デイビスと演った、ロン・カーターが出演したハコ、駆け出しの頃のレミオロメンが来たハコ、そんなハコが伊勢崎市にもあったんですが、全てなくなってしまいました。残念！