かたづけダンベぇ・スタッフによるブログです。
日々の私たちの様子をご覧ください!
~伊勢崎市・前橋市・桐生市・太田市・みどり市の不用品回収や実家・空家のお片付け・整理を行なうかたづけダンベぇのブログです。~
今更ながらメディアが来年予定されている、消費税増税について騒いでいます。あたかも先日、安倍首相が10%への増税宣言をしているかの様な論調ですが、聞けばこれは法律で決まってしまっていること。安倍政権に対する悪のイメージを植え付けようとする、メディアお得意の印象操作でしょうか?私自身、消費税についてはなくせないにしても、5%に戻すべきではないか?と思っているので、当初報道を見聞きして、「え~、やっぱりあげちゃうの?」と安倍政権に対するがっかりな印象を持ってしまいました。
難しいことはわかりませんが。どうやら財政再建を増税で成し得た国は無いようですし、増税すれば絶対に税収は下がるはずなので、いったいなぜ消費税を上げたいのか全く意味がわかりません。同時に出てくるカードへのポイント付加とか、馬鹿げた話も、まったく愚策です。例えば小売業は、
1.消費税増税により売上減少
2.事務負担増(特に軽減税率)
3.決済が現金からカードへ変わり、クレジットカード会社へ手数料も発生
等、悪いことのトリプルパンチです。
確かにキャッシュレスは便利かもしれないが、日本は市中にCD・ATMがあちこちにあり、現金が流通するインフラが整っていてかつ治安が良く、偽札等が流通している環境ではない等の理由から、人によっては使いすぎてしまいコントロール不可になるカードよりも現金の方が良いと判断している人も多くいるんだと思います。(個人的な見解ですが、少なくとも私には無駄遣いの抑止になってます。現金決済は。)
当然我々の様な片付け仕事であっても、もちろん消費税はいただきますから、当然売上は減る可能性はあります。本業の運送業では、前回5から8になった時、ものすごい仕事の落ち込みがありました。それはそうですよね。寸前まで駆け込み需要があったわけですから。その反動は税金が上がったらあるに決まってます。
こういう天下の愚策を考えるお役人さんは、「金は天下のまわりもの」っていう言葉。実感したこと無いのかな?商売をやっているとつくづく思います。お客様から頂いたお金。これを我々は社員に給料という形で配る。社員はそれで生活をする。もちろん会社としても必要なモノやサービスを買う。1年通して締めてみて、利益が出ていたら、税金を払う。国はそれを元にして国家運営をする。当たり前のことですけれど、今もらった収入は、必ず誰かの支出です。逆もそう。ということは、売上=収入ですが、それが減れば、配れるお金が減るということです。それは社員や会社の減収を意味します。
インフレならともかく、デフレから脱却できていない今、なぜこんなことをやろうとするのか私にはわからない。(インフレなら意味はあると思いますが。)
1980年の前半。吉野家の牛丼が1杯350円(並)程だったことを、私は覚えています。それがちょっと前、いっとき200円台になりましたよね?今、調べてみると380円だそうです。35年前の値段と30円しか変わっていない。本業の運送業ですが、未だに昭和のタリフ(運賃)を使っている会社も、つい最近までありました。恥ずかしながら弊社でも、今から25年程前の運賃をベースに仕事をしていました。
消費税増税。やめて欲しいですね。もし上げれば。暫くまた泥沼から抜け出せないでしょう。少なくとも中小零細は。