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かつて私（代表）は、銀行員をしていました。大学を卒業してある銀行に入行したのですが、今から28年前に退行致しました。つい先日、一本の電話があり、たまたま私が出たのですが、どうも聞いたような声。名前からも、もしや？と思い尋ねてみると、お相手は私がお世話になったかつての支店長からでした。その方も電話する前から同様に思っていたようで、そうだとわかって驚きの声をお互いにあげたのでした。

肝心のお問い合わせの内容は、自宅にある小さな倉庫内のお片付けをして欲しいというもの。そこで早速見積に伺ったのですが、見積はあっという間に終わり、そのあと1時間半。お家にお招きいただいて、色々とお話させて頂きました。

その際に一番驚いたのは、私が銀行を辞めた時、支店長は今の私と同い年であったこと。びっくりしました。当時の私とすれば、相当年上に見えた支店長。そのあと支店長と自分が同い年になるなど、当時の私は思いもよらなかったわけです。（そんなわけは無いのですが・笑）

聞けば元支店長は、今85才とのこと。随分お若く見えました。どうもその秘訣は、さまざまなお役に就かれていて、さまざまな仕事を今でもしているということにありそうでした。もちろん人並みに病気などもされているようですが、でもお元気な様子。私のほうが随分若いはずなのに、逆にエネルギーをもらった次第です。それにしても同じ支店の中で、バブル経済の中、24時間戦えますか？と揶揄されたサラリーマンとして、一緒に仕事をしていたというか、私の上司であり恩師と、まさか28年後に自宅にお邪魔して、「お片付け」という仕事をさせてもらうことになるとは。まったく人と人との縁は不思議なものです。

話が終わって家を出て、よく考えてみたらお訪ねした家の前の道は、弊社の車両が毎日のように通過していた道。私もよく通っていました。その通り沿いに、お世話になった元支店長の家があったということを、28年間年賀状のやり取りをしていたにも関わらず気が付かなかったとは・・・・。でもここでこういう形で再開したことは、運命だったのかもしれませんねぇ。