遠くに見える山々。そして手前に広がる水田。これぞ日本の原風景という場所。十日町市中里エリア(旧中里村)。ここは3年に一度開かれる大地の芸術祭 妻有越後アートトリエンナーレの舞台の1つです。3年に一度開かれるその芸術祭で作られた作品たちは、その後も多くが常設で展示されており自由に見ることができます。中里エリアは6つあるエリアのうちの1つ。先日仕事で通りかかり、その作品に触れることができました。写真ですとこの作品がどういう環境に設置されているか、その場所の空気感等もお伝えすることが難しいと思うので、ちょっと残念ですが、是非行ってごらんになられるといいと思います。最初は「ん?」、次に「おお」、そして「わお」って声があがるかもしれません。テンションが上がるアート群です。
これらはほんの一部です。上記の場所は、長い間不法投棄されてゴミでいっぱいだった場所に作られたそうですよ。
嬉しいことに歩いて散策している時に、蛇を見ました。驚きの声もあげましたが、1m位の可愛いやつだったので、近づいていくと、しっぽをガラガラ震わせながら音を立ててました。あとで調べてみると威嚇しているんだそうです。シマヘビのようでした。私は5年程地元伊勢崎市の利根川土手を歩いてますが、一度として蛇がいるのを見たことがありません。餌となる両生類が居なければ蛇は生きられないのでしょうね。カエルもいませんから・・・・
それはともかく是非行ってみてください。こちらのサイトをどうぞごらんください
ゆるキャラという言葉が市民権を得て久しいですが、もともとこれは「みうらじゅん」氏がつくった造語。イカ天に出たりしてるころから、氏のファンであった私は、これにすぐさま反応してずーと注視・注目しておりました。確かそれが2000年の最初の頃でしたでしょうか?ご当地の色んな名物や名所、文化、風土等を取り入れて、渾然一体となった異様なマスコット。それらをよせばいいのに着ぐるみ化して、各種イベントや街の行事に、これまたご当地選出のキャンペーンガールと一緒にPRするべく手を振ったり、体を揺すったりする様は近寄りがたく、一種滑稽でもありました。そういうマスコット達に注目し、「ゆるキャラ」というレッテルを貼って、メディアを通じて広まりだしたのが10年程前からでしょうか?ひこにゃん、せんとくん、くまもん、ふなっしー等、テレビCMに出るようなスターも登場し、ゆるキャラサミット、ゆるキャラグランプリの開催など、「日本総どーかしてるよ的イベント」が、ここ4,5年でさらにあと押ししてるのかもしれません。広まってますよね。
最初はネガティブなイメージもあった「ゆるキャラ」達ですが、みうら氏いわく「勘違いされて」「いいもの」というイメージに変わってきていて、私個人的にもこれはもう「ゆるくない(キャラ立ちしてる)」キャラでさえ、「ゆるキャラ」という範疇に入れるべく、いい年こいたオヤジや高学歴な人達が一生懸命ご当地キャラを生み出すべく努力している様は、果たして良いのか悪いのか?ちょっと疑問にも思ったりします(笑)
最初はこういう文化が認知されて広まる国って、たぶん文化レベルが高いのではないか?と全く根拠も無く思っていた私ですが、ここまで次から次へと生み出されてくると、果たしてこの国の人達は大丈夫なのか?と、半ばあきれるかのごとく思ってしまうのです(笑)。ちなみに今、私の手元にあるパンフレット「第二回ゆるキャラサミットin羽生」の2011年公式ガイドブック(定価200円)には、すでに150以上のゆるキャラ達が掲載されています。現在ではいったいどのくらいのゆるキャラ達が生まれているのか?全く不明です。
伊勢崎市のゆるキャラについてお話ししますと、数年前まで伊勢崎商工会議所青年部に属していた私は、2005年11月の第一回もんじゃ祭り開催の為の準備(企画作成、グランドデザイン等作成)を前年度から行っておりました。そうした準備の中で、マスコットキャラクターについても定めようということになったわけです。そこでデザインを学ぶ地元の学生さんにキャラクターを提案してもらって、その中から選ぶことになりました。そんなコンペを経て、多数の作品から選ばれたのが「もじゃろー」です。裏話をしますと、実はキャラクターには別案が有り、そちらのほうが僅かですが支持を得ていました。(決定直前まで)しかし私には、その原案はキャラクターというよりはもんじゃ祭り用イラストにも見え、将来的に着ぐるみ等にするにはキャラが立ちすぎていて扱いづらいのでは?と直感的に感じました。そのため、責任者権限として「もじゃろー」をプッシュした記憶があります。(ゆるキャラという言葉はありましたし、私自身はそれを意識していたし、好きでしたので、ゆるキャラブームがきっと来る!と感じていたからそうしたのですが・・・・)
あれから10年以上が経ちました。もんじゃまつりから生まれた「もじゃろー」は、伊勢崎商工会議所の職員の方の名刺にも刷られる(やっと)ようになり、色んなイベントに出るようになりました。後輩たちももじゃろーを可愛がってくれるようになりました。そして世の中の流れなのでしょうね。伊勢崎市にも公式キャラクターが登場しました。「くわまる」です。ちなみに「もじゃろー」は伊勢崎市公認です。実は非公認キャラクターが最近は流行りでもあるんですが、そういう意味ではもじゃろーは正統派なゆるキャラなんですよね。私も誕生に関わったゆるきゃら「もじゃろー」。先日市役所へお邪魔したら、くわまると仲良く並んで出迎えてくれました。嬉しいですね。
もちろん左がくわまる、右がもじゃろーです。どっちも可愛いでしょ。
熊本地震にともない、私の仲間が、自分が属する業界・団体のボランティア活動に参加し、本日熊本を離れるようです。何名かそうした仲間がいますが、彼らから送られてきた写真をあえてここに載せます。私が生で見ている災害の現場は、新潟中越地震、東日本大震災、昨年の関東東北豪雨で水害に遭われた現場等です。それからみても、今回の地震のエネルギーたるやすさまじいものがあったと想像できます。そして被災されている方々の心労たるや極限に達しているのではないか?と推察致します。今回は距離があり、なかなか人的ボランティアが難しいかもしれませんが、物資や義援金については機会に触れれば、必ず行うようにしたいと思います。こちらを見ていただくと、義援金等の受付についてまとめてあります。参考にしてもらえればと思います。
2016.4.14に起きた熊本地震。メディアでは物資は足りている、ボランティアは控えて欲しい等の報道もありました。が、主にSNS等を使って被災者から直接的な窮状も我々は耳にすることができます。そういう意味では、情報が混乱している状況ように思います。(4/20現在)
そうしたなか地元の仲間が、自分が属する業界の中で独自に現地の情報を集め迅速に動き出しました。そのうちの一人、19日に現地入した仲間は、20日朝時点の情報として、物資は足りているという状況ではなく、仕分けする人手等も不足していると連絡してきました。また伊勢崎商工会議所青年部の仲間も、現地に用意した支援物資集積場へ、地元から物資を集め自前のトラックに積載し昨夜でかけました。
今朝(4/21)そうした2人からの情報では、九州地方は今日は雨が強く、台風のような感じとのこと。そのため1人は久留米で本日配布予定の、物資の到着を待っているとのこと。もう1人は、自前トラックでゆっくりと物資受け入れ先の熊本産業展示場をめがけているようです。
東日本大震災や茨城の水害が起こった際、ボランティア活動を通じ、災害時は情報は錯綜しているし、メディアが伝えていること、特に行政が出す情報は誤解のない言い方をすれば、割り引いて(マイナスに)取るべきだと感じました。今回はとにかく受け入れ体制が整った業界で動いている彼らを応援するのがベストと思い、昨日、当社も先乗りした仲間から必要だとされた物資リストをもとに買い出しをし、託しました。そのトラックは先ほど(4/21 14時頃)到着したとの連絡がありました。
まずは物資。そしてその後はお金の問題。復興計画等々になるのでしょう。避難されている方々の一日も早く日常生活に戻れることを願うばかりです。2016.4.21
現地から送られてきた写真です。